トリノ エジプト展

トリノ エジプト展 イタリアが愛した美の遺産』 
が夏から始まります。今、僕が一番行ってみたい展覧会です。
みどころとしては、約33000点のコレクションの中から選りすぐりの120点、大型彫像 ミイラ 石碑 パピルス アクセサリー 彩色木棺などが展示されるそうです。

展示構成は、5章に分かれていて、
第1章 トリノ エジプト博物館
博物館には、約33000点のコレクションが収蔵され約6500点が展示 公開されている。トリノのコレクションは、古代エジプト研究にとって重要な位置を占めている。
第2章 彫刻ギャラリー
彫刻の『石』という無機質な材の中に『魂』を注入する作業であり、石は、木などとは、異なり、長期にわたりその姿をとどめることから『永遠性』のシンボルとして好んで使われた。
第3章 祈りの軌跡
国家神であるアメン・ラー神に対して忠誠を誓う彫像やステラ(石碑)が多数制作され王や王家に仕えた高官たちによった神殿などに奉納された。
第4章 死者の旅立ち
『人は誰でも死んでオシリス神となって、死後に再生 復活する』というオシリス信仰は、第1中間期から中王国時代にかけて急速に人気を集めていく。死後に再生するために、遺体を保存するミイラ作りが広く実施された。
第5章 再生への扉
古代エジプトでは、再生と復活を信じて墓が造営され、遺体をミイラにして手厚く埋葬した。死後、確実に再生するために多くの種類の護符がミイラとともに副葬された。古代エジプト人にとって来世は現世の延長であった。エジプト人が考えた来世の象徴である『イアル野』もまたナイル川流域そのものであり、死後も生前と同じ場所で永遠に生きることを望んだのである。

展示以外にも、照明や鏡などを駆使した空間も楽しめる事と思います。美術監督として、「アビエイター」「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」ダンテ・フェレッティがプロデュースしているので見所です。 

開催場所5会場になります。
東京 東京都美術館 2009年8月1日〜10月4日
宮城 宮城県美術館 2009年10月17日〜12月20日
福岡 福岡市美術館 2010年1月5日〜3月7日
兵庫 神戸市立博物館 2010年3月20日〜5月30日
静岡 静岡県立美術館 2010年6月12日〜8月22日
音声ガイドでは、沢村一樹さんが案内してくれます。
近くの会場の際は、足を運んでお楽しみ下さい。

                  本日のブログは佐藤雄一が担当しました。