大地と太陽の恵み さくらんぼ

先日、山形県東根市の果樹園で採れた、今が旬の佐藤錦さくらんぼが届きました。果樹園の方とは長年お付き合いがあり、嬉しくも毎年この時期になると届きます。キラッと宝石のように真っ赤に染まり可愛らしい姿をしたさくらんぼは、四角い箱の中で個々に列を成し少し窮屈そうな顔をして入れられてきます。一年に一度この時期は、山形の大地が生んだ恵みを知らせてくれる時期でもあります。大自然の空気と太陽そして雨を吸収してギュッと美味しさを凝縮して実った果実。一年かけて農家の人達が愛情と丹精に手間隙かけて育てた果実。そうやって今年も又自然の恵みは私たちに大きなパワーをくれます。心から自然の贈り物に「ありがとう」って思います。
・・・自分が生まれ育った地のものを食すってしあわせなことであり、旬のもののエネルギーを実感しますね。
山形県さくらんぼは栽培面積、生産量共に全国1位を誇り、又山形県の「県の木」とも提唱されています。実はこのさくらんぼ主成分はブドウ糖などの糖質ですが、含まれる鉄分・カロチンは群れを抜いて、貧血や冷え性疲労回復、疲れ目など、又女の子には嬉しい肌荒れ予防の効果があるそうです。小さい姿だけど立派に私たちの体を支えてくれます。

私たちは、こうやって大地からの贈り物を毎日食しています。でも進化する時代のおかげで、土や太陽そして雨がない場所でも食物が育つ時代。最近では店内で野菜を栽培してそのまま提供する「店産店消」の動きが拡大しつつあります。農業が抱える問題を安定提供でき新鮮度も保てるというメリットでしょうか。完全無農薬野菜と提唱されたら消費者にとっては喜ばしいこと。でも大地や太陽、雨といった自然とは関係しない食物。賛否両論でしょうが「地産地消」と言ったワードはいつかは過去になる時代が訪れると思うと、寂しく悲しい複雑な思いを感じます。
本来今の私たちは、将来を生きる子供たちにもっともっと大地が生む恵みを語り繋いでいくべきかなって思います。生産者と消費者、生産者と料理人の両者を繋ぐ企業が協力し一体となって自立循環型農業を目指していけたらと願います。
後半は農業よりのお話に片寄りましたが、皆さん大地と太陽そして雨が生む恵みに感謝しましょう!
本日のスタッフブログはプレス担当でした。